平成9年から18年生まれの方 子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)について

2021年1月31日

子宮頸がんなどの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)への感染を防ぐために開発されたワクチンをHPVワクチンといいます。

ガーダシル(4価ワクチン)とサーバリックス(2価ワクチン)は、2013年に子宮頸がんワクチンとして定期接種の仲間入りをしたものの、長い間積極的な接種の奨励の奨励を差し控えていました。
2022年7月に、安全性についての確認がされ、接種による有効性が副反応によるリスクをはるかに上回ると認められたため、差し控えは取り下げられました。

平成9年4月2日生まれ~平成18年4月1日生まれ

のかたには、キャッチアップ接種として、お住まいの市で、定期接種の年齢を超えていても、特例として定期接種として受けていただける(窓口負担なし)ようになりました。
当院でも、ガーダシル(4価)、シルガード9(9価)を接種しています。

キャッチアップ実施期間は2022年4月1日から2025年3月31日までです。

 

これらのワクチンは、3回接種しなければならない(15歳以上の場合)のですが、3回目の接種が期限となる2025年3月31日に間に合わなければ、自費で接種することになります。1回目から3回目まで最短でも6ヶ月かかりますので、少なくともその年の夏休みには初回接種を始めて下さい。(体調をくずしたり、クラブや試験等で受けられなくなることもありますので、夏までには計画されることをお勧めします。)

また、公費では受けられませんが、ガーダシルは、肛門がんなどへの適応が拡大され、男性(9歳以上)にも接種可能です。

なにかご質問がありましたら、いつでもお問い合わせ下さい。

0797-25-0911

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